地方仙台転勤が大変つらい人のための愚痴ブログ

東北仙台について基本的にポジティブなことは書いてませんので、不快に思う人は逃げてください

仙台 地方都市で家を持つ中間層は生涯的に恩恵が少ない

地方都市は子育てによいという幻想がある。

 

地方都市での恩恵やメリットがある人は

地域経済を地盤とする資本家層

高等教育を不要と考える低所得者

人混みを精神疾患レベルで拒絶する人々

に限られる。

 

 

中間層は東京などの首都圏で生活した方が
圧倒的に多くのメリットが享受できる。

 

特に

文化的な生活、子どもの教育

に関しては

同じ所得で地方都市で住むのと、首都圏で住むのではとてつもない差がある。

 

だから、地方は人口減少、衰退しているのだ。

仙台は震災の影響で一時的に人口が増え、多くの補助金の投入によって発展しているように見える。震災後の仙台は補助金景気で、大手のディベロッパーや業者はなんかとか売り抜けようとしているがね。20年後の仙台周辺は、仙台駅から徒歩10分以内マンションなどごく一部を除けば暴落するだろう。あと数年でバブルは弾け、10年以内に一気に衰退方向に向かう。

 

話が逸れたが、

仙台の中間所得者層は

自分の経歴にかかわらず少なくとも子どもにはよい教育を受けてもらうことを望み、

文化的な生活に憧れているのではないだろうか。

 

しかし、仙台では中間所得者レベルでは首都圏との差に苦しむことになるだろう。

 

小学校後半以降から成人においての社会的資本が地方と大都市圏では圧倒的な差がある。代表例が大学だ。多くの地方者は遅くとも大学教育は首都圏に出ていく。

ただ、社会的資本は大学教育だけではない。地方都市には上質な教育を施す場所は少なく、それらサービスの価格は首都圏よりも高いのだ。まず様々な分野において講師の質が低い。英会話を例に挙げると質の高い講師の時間あたり授業料は首都圏の3倍は必要だ。塾や予備校にも同様のことが言える。ワインセミナーなんかも、地方では1万以上とるが、内容は首都圏で1000円も払えば受けられ代物もある。

その他にも芸術、文化、人脈などを始め、様々な文化的資源が地方には不足している。例えば、レベルの高いバレエやオペラを日常的に見せたいと思っても地方都市では難しい。そして地方の富裕層はそれらを補うために、子どもたちを首都圏の文化的資本に日常的にアクセスさせている。毎週東京など大都市圏に通うのも負担にならない経済力がない中間層は大都市圏に住んでしまった方がトータルコストが安く済む。

 

仕事に関してもご存知の通り東京であればいくらでもある。合わないと感じれば転職すればよいし、人口の流動性が高いので地方企業よりも圧倒的に風通しのよい傾向にある。転職事情も労働環境も東京の方がよい。

賃金も正社員だけでなくパート、派遣など全体的に大都市圏との差がある。そして、特に差が大きいのはそこそこの教育レベルを受けた人々がつくような職業に対してだ。営業や事務などを希望する場合、賃金や求人は首都圏と大きな差がある。

正直、単純労働、医療介護、公務員に関しては賃金の差は首都圏とそこまで大きくない。

 

最後に地方都市に住むメリットとして、よく挙げられるのが住居費の安さ、自然の豊かさである。しかし、これらは実際には大した利点ではない。

地方の住居費は都内の半額で住めるような所も多いが、そのような所は車所持が必須である。夫婦で2台持てば、首都圏で車なしで住むのと対して額は変わらないか、むしろ高くつく。都内は基本的に交通網が発達しているし、どこでも公共交通機関でアクセスできる。

自然の豊かさであるが、確かに地方都市は自然がそこら中にある。しかし、自然に触れる時間が多いのは小学校低学年までである。中学校、高校生が毎日山の中で遊んでいるだろうか。

仙台を見る限り、確かに自然との物理的な距離は首都圏よりも圧倒的に近い。でも、地方の子どもたちは家やショッピングモールにいることが多い。幼少期でもそこまで恩恵は受けていないのだ。むしろ、都内の方が積極的に触れているのではないかさえと思う。都内は大きな整備された公園もたくさんあるし、電車で30-40分ほど行けば高尾山など自然は十分にある。

 

 

あなたが、

文化的生活を好まず

人の悪口や噂話をすることに喜びを感じ

子どもの教育に関心がなければ

地方都市での生活を是非とも進める。

このような思考であれば、おそらく首都圏よりも地方都市での生活の方が充実する。

 

 

もしあなたが東北の田舎を出て

仙台や東北レベルで展開している企業で400万以上年収のある大卒のサラリーマンならば東京でも十分にやっていける。おそらく東京で働いた方が労働環境は改善され、賃金も上がる。最初はみなの労働意欲に圧倒されるだろう。仙台よりも東京の方が働き者が多いし、正直要求されることも多い。でも、すぐに慣れる。東京在住者の多くは東北出身者だ。奴らの多くは隠して東京人ぶってるが。3年もすれば、なんでもっと早く東京で働かなかったんだと思う。東北の田舎出身で仙台に実家ないなら、東京に出てきた方が得だと思う。

 

公務員に関しては地方の方が甘々な仕事なので、転職はおすすめしない。試験が突破できても、地方の公務員より旨味は少ない。相対的に給料も高くないし。あとJR、郵政などの地方職は忖度まみれでゆるい生活なので、首都圏に転職すると忙しくなり損することの方が多い。言い換えるとこれら企業と地方の資本家は、地方サラリーマンから搾取している。搾取率は首都圏より高いので、一般地方サラリーマンは首都圏での転職をお勧めする。

一般職は、首都圏では業種を変えないと仕事は見つからない。一般職は首都圏も同様に給料が低いので、新卒で実家から通えなけれれば正社員としては採用されない。新卒も首都圏の大手一般職採用はマーチレベル以上の学歴、両親が大手企業総合職勤務、保険会社であれば顔面レベルもかなり高水準を要求される。

医療職に関しても東京の方が賃金は低く、仕事は高い水準が求められるのでおすすめしない。ただし、地方勤務よりは労働環境がまともなことも多い。尊敬度は地方と比べて低い。